温泉立県静岡、レジオネラ菌対策に熱――対策、施設間で温度差(アングル静岡)

2003/03/21の日本経済新聞地方経済面によると、熱海や伊東などの温泉場や数多くの日帰り入浴施設がひしめく温泉立県の静岡で、レジオネラ菌対策が動き出した。レジオネラ菌による感染症は最悪の場合、死に至るだけに、対策は温泉施設の優劣を決定づける大きな要素。ただ、その取り組みには施設間にばらつきがあるのも実情で、どうレベルアップするか課題も多い。 県の熱海健康福祉センターが2002年に熱海、伊東両市で行った調査では、湯を毎日すべて入れ替えている入浴施設は15%だった。回答率も半数に満たない。「関心の薄い施設は少なくない」とセンターの担当者はこぼす。 厚生労働省の調査では全国の大型入浴施設の17%でレジオネラ菌が見つかっている。県もこうした状況を重視し、2003年度にも対策条例を設置する意向だ。感染源となりやすい循環型ろ過装置の衛生管理徹底などを求める。 ただ、レジオネラ菌問題は対策措置だけでなく、施設運営者など関係者の意識改革も求められる。温泉立県静岡の実力が試される。

記事掲載誌   掲載日 2003年3月21日 記事番号 145