宮崎・レジオネラ集団感染から1年(ニュースサイト)【西部】

2003/07/25の朝日新聞 朝刊によると、宮崎県日向市の第3セクターの温泉で起きたレジオネラ属菌集団感染という国内最悪の事故を教訓に、厚生労働省はレジオネラ対策の指導を強化し、温泉施設や利用者の衛生意識も高くなっている。日向市も再発防止に向けて温泉の改善工事を進めているが、第3セクターの社長を務める山本孫春市長の責任問題は宙に浮いたままになっている。 今月中旬、温泉再開に向けて日向市が開いた市民向け説明会は不満の声が相次いだが、山本市長は「補償交渉を最後の1人まで円満解決し、安全な施設として再開させることが私の責任」と繰り返すばかりだったという。 宮崎県警は2月、業務上過失致死傷容疑で山本市長ら5人を書類送検したが、このうち温泉の管理運営から離れたのは熊本県出身の支配人だけ。市長や第3セクター取締役の助役、清掃・機械管理担当の第3セクター職員、設備施工会社の社員は今も同じ立場でかかわっているという。 市議の間には9月議会で市長の進退を問おうとする動きもあるが、責任問題については先送りする可能性が高そうだ。

記事掲載誌   掲載日 2003年7月25日 記事番号 78