当院でのレジオネラ肺炎の検討

レジオネラ肺炎は重症化しやすいが、軽症例のレジオネラ肺炎の診断はしばしば困難である。軽症例(ADROP 0点 or 1)点と中等症-重症(ADROP2点以上)の比較検討を行う。2001年から2016年11月まで当院でレジオネラ肺炎と診断された24症例を後視方的に検討した。軽症群(ADROP0/1、n=8)は中等症〜重症群(ADROP2/3/4/5、n=8)と比して有意に入院時の血中Naが低値で(mean±SD、134.3±1.5 vs 138.6±4.7 meq/L)(p=0.02)あり、体温は前者でより高い傾向を認めた。レジオネラ肺炎は、他の病原菌による市中肺炎に比して低Na血症を合併しやすく、ADAやCT-ProVasopressionの関与が指摘されているがその正確な機序は不明である。しかし、本研究では軽症例でより高度の低Na血症/体温の上昇が出現する可能性を示した。


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