当院におけるレジオネラ肺炎11例の検討

2007年10月から2016年9月までの9年間で、肺炎症例のうち尿中レジオネラ抗原キット(イムノクロマト法)陽性であった症例を抽出した。該当症例は11例であった。ステロイドや免疫抑制剤投与中の発症は3例で、基礎疾患を有さない症例は半数(6例)を占めた。喫煙歴(10例)、大量飲酒歴(9例)があった。エアロゾルを発生させる人工環境に暴露した症例は1例であり、その他は感染経路が不明であった。全例で発熱を認めたものの、咳嗽を認めた6例はいずれも乾性咳嗽であった。初期治療薬は、フルオロキノロンが8例、マクロライドが3例で、治療効果不十分と判断され、マクロライドからフルオロキノロンへ変更となった例が1例であった。治療期間は平均11日間(5〜24日間)で、死亡例はなかった。レジオネラ肺炎は、健常人にも発症しうる、大量飲酒、喫煙歴がリスク因子と考えられる。


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