LAMP法により診断し得たレジオネラ肺炎の1例

76歳男性。アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)の加療にて当科定期通院中。入院2日前より全身倦怠感出現。入院日の朝から悪寒戦慄が出現。38.8℃の発熱・呼吸困難および下肢の脱力感も出現し予約外受診された。最近の温泉旅行歴なし。自宅風呂は循環式風呂ではない。来院時検査所見、尿中レジオネラ抗原陰性。入院後経過、検査所見より異形肺炎(レジオネラ肺炎)も疑い抗生剤はSBT/ABPC 3.0g×2回、LVFX500mg点滴にて治療を開始した。治療後速やかに血液検査所見・画像所見ともに改善し、それに伴い呼吸状態も安定した。入院後の喀痰検査でLAMP法を行ったところ、レジオネラ遺伝子が検出された。尿中抗原では血清群1以外のレジオネラに関しては検出感度が低い。レジオネラ肺炎を疑った場合にはLAMP法による喀痰検査の追加が有用であると思われた。

 

 


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