ARDS、DIC、肺腺維化、両側気胸を併発し救命し得た重症レジオネラ肺炎の1例

61歳男性で40歳時に右膿胸の治療歴あり、咳、痰、発熱の自覚症状を認め、1週間後
に近医受信し、胸部X線で肺炎と診断された。著名な低酸素血症(stO2 58%)を認め、
迅速レジオネラ尿中抗原陽性によりレジオネラ肺炎診断した。レボフロキサシン(LVFX)
の治療開始も翌朝に呼吸不全憎悪し意識障害を呈したため人工呼吸器管理とした。
第42病日に左気胸を併発し、胸腔ドレーン治療をおこなった。その後、呼吸不全は改善、
人工呼吸器から離脱、リハビリを行い第84病日に自宅退院となった。
基礎疾患のないレジオネラ肺炎では75%にARDSが併発するとされ、死亡率は67%と高い
とされている。本例はDICに進展したが集中的なDIC治療は有効であったと考えられた。今
後の本例のように感染経路の特定ができない症例が増加する可能性が考えられスクリーニ
ングとして迅速検査が重要であると思われた。


レジオネラ文献, 発症例カテゴリーの記事