ボイラのスケール溶解剥離機能を持つ「超高分子」を開発。
従来のポリマーを超える「超高分子」

アクアスはボイラのスケール防止に加え溶解剥離機能をもつ「超高分子」を開発し、これを配剤した食品工場対応貫流ボイラ用複合処理剤ハイパータカンHPシリーズを2016年7月25日に販売開始しました。
ハイパータカンHPシリーズはボイラ缶水のpH調整、スケール防止、腐食防止の機能にプラスして、超高分子により新しい機能を付加した高機能貫流ボイラ用複合処理剤です。

  • すでに付着したスケールを溶解する機能により、特別な洗浄を行うことなく、ハイパータカンHPシリーズを使用するだけでボイラ内に付着したスケールを溶解剥離します。スケール結晶を超高分子が破壊して溶解剥離するので、酸洗浄のようなボイラ缶体へのダメージがありません。
  • 強力なスケール付着防止効果により、軟水器からの硬度リークによるスケール付着を阻止します。スケール付着にシビアな高効率貫流ボイラの効率を維持します。
  • 食品安全システム認証FSSC22000(6.3項)に対応します。
    超高分子は米国FDAに記載されている物質であり、ハイパータカンHPシリーズに使用されるその他の原料もすべて食品添加物またはFDA記載品です。アクアスの生産工場ではFSSC22000(6.3項)に対応する製品を製造する専用ラインで生産しています。このため食品工場などでの利用に適しています。

超高分子を配剤したハイパータカンHPシリーズはボイラ水管へのスケール付着をこれまでにない高い水準で防止し、清浄な状態を維持します。高効率な小型貫流ボイラの性能を100%引き出すことにより、お客様のボイラプラントの安定運転や省エネルギー、省コストの実現に貢献します。

貫流ボイラ水管でのスケール溶解剥離の様子(白い部分が付着したスケール)
HP使用前ハイパータカンHPシリーズ使用前
水管全体にスケールが付着HP使用2ヶ月後ハイパータカンHPシリーズ使用2か月後
「超高分子」によりスケールが溶解剥離

小形貫流ボイラは高効率化が進み、ボイラ水管壁の熱伝導率を高い水準で維持することが必須となっています。わずかな熱伝導率の低下によってもボイラ故障などの不具合が発生しやすくなり、ボイラ水管壁へのスケール付着をしっかりと防止することが重要となります。しかし、軟水給水ボイラプラントで使用されている軟水器からは微量の硬度成分がリークすることが避けられません。
こうした硬度リークによるスケール付着を防止するために、これまでのボイラ薬品にもスケール防止ポリマーが配剤されていますが、ポリマーの性能以上の硬度リークが発生した場合には、スケールが付着してしまう場合がありました。一旦付着したスケールを除去するためには専用の水処理薬品や酸性洗浄剤を使用するなど特別な処理が必要で、このような処理では鉄などの金属に対する腐食性が高い薬品を利用するため、特に腐食に対する配慮が不可欠でした。

こうした課題に対して、アクアスは従来のポリマーを超える「超高分子」を新たに開発しました。超高分子はスケール付着防止機能が大幅に強化されたことに加え、すでに付着したスケールの溶解剥離機能も併せ持ちます。加えて、超高分子は金属に対する腐食性がないため、酸洗浄のような腐食に対する配慮が必要ありません。そのため、ハイパータカンHPシリーズを通常の方法で使用するだけで、付着したスケールを溶解剥離することが可能となりました。

グラフ

 

円グラフ軟水器からの硬度リークなどによって
ボイラ水中に硬度が検出される例は決して珍しくありません。


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