レジオネラ治療薬評価委員会委員会報告-日中レジオネラワークショップの報告-

中国の市中肺炎におけるレジオネラ抗体価検査の陽性率は、高齢者で約6%、若年者で約3%である。健常人231例、肺炎患者168例にレジオネラ抗体価検査を実施したところ、それぞれ31.6%、35.8%が陽性であった。上海8病院の水道水をDNA microarray にて検査したところ、レジオネラ属が43%(L. pneumophila は17.1%)検出された。
2010年9月から2012年6月に北京、上海、貴陽で実施した成人CAP(520例)における大規模研究では、14.4%がマイコプラズマ肺炎であり、EMの耐性率が80%、AZMは72%であった。Fluoroquinolone系、Tetracycline系、に対する耐性株は認められなかった。Macrolide系(Mc)耐性メカニズムは、23S rRNAのA2063Gのミューテーションが関与していた。Macrolide耐性は、成人が72%に比べ、小児が92%と高かった。
Mcの耐性率が高い理由は、1.Mcが安価であること 2.Mcの過剰投与 3.Mcの習慣的投与と考えられる。


レジオネラ文献, 発症例カテゴリーの記事