Legionella pneumophila血清群13によるレジオネラ肺炎の1例

60歳代、男性。発熱、CK値上昇、低ナトリウム血症も認めた。左下肺野の肺炎像も認め、CTRX、PZFXで治療を行ったが改善せず、肺炎像は両肺に広範に進展したため、重症市中肺炎として、AZM+MEPMで治療を行った。一時は呼吸不全が進行して、非侵襲的陽圧換気療法も併用したが、数日で改善して解熱傾向となった。尿中レジオネラ抗原は陰性であったが、喀痰培養でLegionella pneumophilaのコロニーが得られ、血清群13と判定された。我々の知る限り本邦初の血清群13臨床分離例である。
レジオネラ症の起因菌としては、尿中抗原が陽性となるL. pneumophila 1群が多い。1群以外の株が起因菌の時は尿中抗原陰性となるので、レジオネラ症の診断にあたっては、喀痰培養も同時に施行することが重要である。


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