比色系パルサー法を用いた冷却塔水レジオネラ属菌の生菌迅速検査法の検討

現在、冷却塔水に生息するレジオネラ属菌の検出は培養法が用いられている。しかし結果が出るまでに1週間前後時間を要すること、培地に抗生物剤を添加するため実際に存在する菌数よりも検出される菌数が減少している。またVNC状態のレジオネラ属菌も存在する。
今回、従来の培養法と比色系パルサー法でレジオネラ属菌の検出を試み、比較検討を行った。比色系パルサー法では6検体全てが陽性だったのに対して、培養法では3検体が<10 CFU/100mLで検出できなかった。これは培養法で用いた選択培地の影響で菌数が検出限界以下に減少、またVNC状態のレジオネラ属菌が存在していることによると考えられた。
本結果により、比色系パルサー法は冷却塔水中に生息するレジオネラ属菌のスクリーニングツールとして利用できることが示された。


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