アメーバ共培養法を用いた浴槽水中に存在するレジオネラ属菌汚染実態の解明

レジオネラがアメーバ内で増殖することを利用したアメーバ共培養法の手法を使って、生存しているが人工培地で培養できない状態や培養不能菌種も含めたレジオネラを検出し、浴槽水中レジオネラ汚染実態調査を行った。入浴施設から浴槽水71試料を採取しアメーバ共培養法、培養法、real-time qPCRを組み合わせた方法を用いてレジオネラ菌数などの比較検討を行った。
培養法では浴槽水試料は12試料、アメーバ共培養後試料は5試料からレジオネラを検出した。菌種はすべてL.pneumophilaであった。real-time qPCR法では浴槽水試料は46試料、アメーバ共培養後資料は63試料が陽性であった。浴槽水試料とアメーバ共培養後試料のレジオネラ数を比較して、101cell/1以上増殖が確認されたのは31試料であった。またreal-time qPCR法で陰性だった試料のうち、アメーバと共培養することにより15試料が陽性となった。菌種については、浴槽水は22試料、アメーバ共培養法後の試料は21試料からL.pneumophila、L.maceachernii などを検出したが、培養不能菌種は検出されなかった。


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