特定建築物のレジオネラ症防止対策に関する調査

平成26年6月から11月までの特定建築物50施設の冷却塔を対象としたレジオネラ属菌の生育状況を調査した。
100CFU/100mL以上の検出率は46%あり、100CFU/100mL未満の検出率は14%、10,000CFU/100mL以上の施設も4施設あった。調査した50施設のすべてで下部水槽の清掃を実施していたが12施設では法令で実施義務のある冷却水管を清掃していなかった。冷却水管清掃の有無とレジオネラ属菌検出には差は見られなかった。
冷却水管の清掃を実施した38施設のうち34施設で日常管理のために、薬剤を注入していた。このうち14施設で100CFU-100mL以上のレジオネラ属菌を検出した。薬剤を使用しない4施設では全施設で100CFU/100mL以上検出した。
レジオネラ属菌を100CFU-100mL以上検出した割合は、清掃後2週間では14.3%、2か月以内では33.3%、2か月を超えると68.4%であった。
冷却塔の清掃直後にレジオネラ属菌を検査することは清掃の効果の確認に有効であるが、その後も定期的に検査を実施し、その結果によって冷却塔や冷却水管のせい総意方法や頻度、添加薬剤や使用方法を見直す必要があると考えられる。


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